ミハスの裏道 [コスタデルソルでの生活]
以前にも書いたが、私の住むアパートの目の前にバス停が有り、30分毎に
トレモリノス〜ミハス間のバスが停車する。ミハスまでは約40分かかるが
バス料金は片道1.1€=140円と安いため度々行く。
先日も暇だったので(毎日暇?)ミハスへ行き、旅行客があまり行かない
ミハスの裏道を歩いてみた。
ミハスは綺麗な町だ。住民の意識が高いのか行政指導かは分からないが
家々の窓や壁に花が飾られ手入れが行き届いている。またゴミも落ちて無い。
*ミハスの裏の坂道。あまりの美しさに脱帽。
スペイン人は(ドイツ人と比べ)働かないし、(フランス人と比べ)
声が大きく品がないとよく言われるが、こう言う綺麗な街並みを見せられると
スペイン人を尊敬してしまう。
橋本
コルドバの魅力 [コスタデルソルでの生活]
先週日曜日にコルドバへ行った。
マラガから新幹線 (AVE) で約1時間、片道50ユーロの距離だ。
南スペイン=アンダルシアでは世界遺産都市セビリアやグラナダが有名だが
コルドバも世界遺産都市で負けていない。
まずメスキータ(イスラムのモスク)の内部が素晴らしい。8世紀からアンダルシアの
街々がイスラム化されメスキータが建てられたが、13世紀にキリスト教(カトリック)
が奪回し多くのメスキータが破壊され、その跡地にカテドラル=大聖堂が建立されたが
コルドバのメスキータは破壊されずメスキータの内部に豪華なカテドラルを組み込んだ
ユニークな建設となっている。
*2万5千人を収容する大モスク(左=昨年3月撮影)内部に建立されたカトリック大聖堂(先週撮影)
メスキータの隣にはコロンブスも訪れたと言うアルカサル(王宮)があるが。今は廃墟
だがここの庭園はアルハンブラ宮殿のヘネラリフェ庭園に匹敵する美しさだ。
*アルカサル(上)とアルカサルの庭園(下)
コルドバの街全体が白い建物と細い路地で出来ていて行く度に新しい発見がある。
*魅了あるコルドバの街角(上・下)
橋本
サン・フアン祭(フェリア) [コスタデルソルでの生活]
一昨日でサン・フアンの祭りが終わった。
お祭りの会場は私のアパートから直線距離で500㍍程だがこの1週間夜中の
2時過ぎまで大音量が響いた。昨年この祭りを見た時は衝撃を受けたが、今年も
スペイン人のエネルギーには驚いた。祭りの期間中ベナルマデナ駅の近くに
テント村ができ、午後からバンドが入り皆でビールを飲み交わす。その後
20時頃から会場は公園裏の仮設遊園地へ移動し、夜中の2時過ぎまで騒ぐ。
家族連れが多く夜中まで子供たちで一杯だ。
「子供の教育はどうなってるんだ!」と1年前にも書いたが彼らの人生観は
日本人との物とは異質で理解し難い。
*夜11時過ぎの仮設遊園地。お客様は小学前の子供達が多い。
*スペインの子供達は塾へ行かない? お昼寝はしています。
しかしこの仮設遊園地は良くできている。大型トレーラー数台で来て一週間程で
後楽園に見劣りしない大型遊具が並ぶ遊園地が出来上がる。
誰がレイアウトをするのか、安全面は、テキ屋と市の関係は?売り上げと利益の
配分は?など気になる点は多々あるが彼らはプロだ。とにかく良く出来ている。
このお祭り会場にはローカルテレビ局の仮設スタジオや政治団体など6〜7張ほど
のテントがあり各テント内でフラメンコやバンド演奏などをやっている。
一番大きいテントでは夜11時又は11時半スタートのメインイベントがありスペイン
で有名な歌手やバンドの演奏がある。(ショーを観るのは無料、ドリンクが買える)
私が行った夜はスペインで有名なガールズバンド「スイート・カリフォルニア」の
演奏があり、会場は中学生から高校生ぐらいの女の子で大変な盛り上がりだった。
*ガールズバンド「スイートカリフォルニア」のコンサート
子供の教育はどうなっているか知らないが、兎に角スペイン人は遊びの天才だ。
橋本
マドリッド・仕事探し [コスタデルソルでの生活]
先週マドリッドへ行き、各ツアーオペレーターの事務所を訪問した。
5月は南フランス・プロバンスへの旅行や日本からのお客様があった事で結構
忙しく過ごしたが、そろそろこちらで仕事が出来ないか模索する事にした。
例えばマラガでツアーアシスタントや現地添乗員が出来ないか、例えば日本からの
旅行客をこちらの空港でお迎えし、ホテルやレストランまでご案内したり、町の案内や
日本から添乗員の付かないツアーをこちらの空港でお迎えし、8日間なりを添乗員として
お世話させて頂く業務だ。
私は現役時代ツアーオペレーターの営業として、日本から現地ガイドやアシスタント
を手配する側だったので大体の業務は承知している。
スペインでは各都市の観光で現地公認ガイドを付けなければならないがガイド試験は
難しく、日本人公認ガイドは少なく、殆どはライセンスの要らない簡易通訳と呼ばれる。
マラガは有名な世界遺産都市グラナダとセビリアに挟まれ、日本からの観光客は極めて
少ない。旅物語やトラピックス、クラブツーリズムのスペインツアーを見ても概ね
セビリアに1泊、翌日白い街ミハス 又はコルドバ観光と昼食後、グラナダへ、翌日
アルハンブラ宮殿観光となり、こちらでアシスタントやガイドをしても食べていけない
のが現状で日本人ガイド・アシスタントは殆ど居ない。そこが私の狙い目だ。
月々5万円ぐらいの収入が目標。
私の女房はポーランド人(EU)なので私は労働許可証が不要だがどう言う形で税金を
払うかをこれから調査する。
*ラッシュアワーのマドリッドの地下鉄(上)といつも一杯のサンミギュエル市場(下)
マドリッドは人口320万人の都会でラッシュアワーも東京・大阪並だ。
ところで昨日我が町ベナルマデナで花火大会があった。隅田川の花火ほどでは
ないが去年より数段良く30分間立て続けに花火が上がり家の窓から良く見えた。
驚くなかれ花火打ち上げ開始が夜中の1時だ。夜中の町に子供がいっぱい居る。
大きな仮設遊園地が出来、明日からこの町の守護神「サン・フアン」の祭りが
始まりこれから1週間ベナルマデナの人々は子供も含め夜中まで騒ぐ。
毎晩ポップコンサート等もあるがコンサート開始時間は23:30で終了は25:30。
橋本
タグ:マドリッド仕事探し
マルセイユ エクソン ニース アビニヨンー4 アビニヨン アルル [コスタデルソルでの生活]
ニースで4泊した後、アビニヨンで3泊とマルセイユに1泊しスペインに戻った。
アビニヨンでの宿泊は運良く旧市街の新しく改装されたairbnbだったので
観光に便利だった。アビニヨンの旧市街にはテラスバーなどが多く夜まで賑やかで、
また思っていたより綺麗で趣のある町だった。
*アビニヨンの市庁舎と市庁舎ロビー
*世界遺産アビニヨンの法王庁(上)とアビニヨン橋(下)
アビニヨンの3日目に列車でアルルへ行った。片道20分5.5€。
アルルは期待していた程ではなかったがゴッホのカフェテラスで昼食が取れ満足。
*世界遺産「アルル円形闘技場」とゴッホの絵「夜のカフェテラス」のカフェ
マルセイユの1泊は旧港に近いイビスホテルに宿泊し半日で結構観光できた。
*マルセイユ旧港と朝市。
今回の旅行は9泊10日だったが、マラガからの費用の内訳は下記の通り。
Air total | 218 | |||
Avignon 3 nights at airbnb | 125 | |||
Nice 4 nights at airbnb | 225 | |||
Rent-a-car | 276 | |||
Ibis Marseille airport | 75 | |||
Ibis Marseille city | 75 | |||
2人の合計 | € 994 |
この他にガソリン代が約80€、駐車場と高速道路代が約100€、食事代と電車代、
入場料等で約500€、合計2人で1700€=約22万円使った。
橋本
タグ:アビニヨン
マルセイユ エクソン ニース アビニヨンー3 カンヌ国際映画祭 [コスタデルソルでの生活]
昨日無事ベナルマデナの自宅に帰った。今回は中身の濃い旅行になった。
5月20日(月)にカンヌへ行った。ニースより列車で約25分、5€。
カンヌ訪問は当初より予定に入れていたが偶然カンヌ国際映画祭期間中と重なった。
一昨日パルムドールが韓国の映画に決まったとニュースで知ったが、私は映画に
それ程興味がなく昨年の「万引き家族」もまだ見ていない。
がしかし、行って見てその熱気に圧倒された。
有名人らしき人を追っかけるカメラマン、着飾った有名人らしき人にサインを
求める映画ファン、売り込みに来たのではと思われる売れないタレント風の人達、
如何にも業界人らしき人達で会場のパレ・デ・コングレ周辺はごった返していた。
*招待状を持って会場に向かう業界関係者?
カンヌの老舗で最高級ホテルの1つ「マルティネス」(下)へコーヒーを飲みに
行ったが映画関係者の宿泊施設になっているとの事で入れなかった。
ホテル・マルティネスの前はスターが出てくるのを待つファンで一杯だった
ので私も30分程待った、が知ってる顔は出てこなかった。
華やなニースの海岸でも特に目立つ華麗なインターコンチネンタル・
カールトンホテル。
橋本
マルセイユ・エクソン・ニース・モナコ・アビニヨンー2 [コスタデルソルでの生活]
*左はカジノ・ド・モンテカルロ、右はオテル・ド・パリ
5月19日(日)に列車でニースからモナコへ行った。列車代は片道1人6€。
世界的に有名なカジノだけあって建物も内装も豪華絢爛で素晴らしい。
モナコグランプリが近い為か高級車が次々とカジノに乗り付け賑やかだった。
カジノへの入場はパスポートを提示し入場料として1人17€を払うのだが
10€分のチップをくれるので実質7€だ。試しに女房の分と合わせた20€の
無料チップに50€を足しルーレットをした。
ミニマムベット5€の台で遊んだが20分程で70€は無くなった。
カジノ内のバーでコーヒーを注文したら1杯5€と以外に安かった。
*カジノ内ロビーとルーレット台の私
遅い昼食は定番カジノ前の「カフェ・ド・パリ」でとり、その後王宮まで歩き
夜ニースに帰った。
*モナコのお城(上)とグレースケリー王妃が眠るモナコ大聖堂(下)
昨日 (5/23) からモナコ・グランプリが始まった。その為市街地の道路は
仮設フェンスで覆われていた。
5月19日の朝ニースの最高級ホテル「ネグレスコ」へ行きコーヒーを飲んだ。
カフェオレ1杯8€だった。帝国ホテルより若干高いか。
橋本
マルセイユ・エクソン・ニース・アビニヨンー1 [コスタデルソルでの生活]
今このブログをニースで書いている。
先程 高級ホテル・ネグレスコをバックに記念写真を取り、有名な花市で昼食をして
宿泊のairbnbに帰って来た。
一昨日夜、女房と2人、マラガ空港からマルセイユまでライアンエアー(LCC)で
飛んだ。1時間40分のフライトで航空券代はスーツケース1個(20キロ)の料金を
含め往復1人110€(約1万4千円)。
今回もレンタカーを借り10日間でニース・モナコ・アビニヨンを回る予定だ。
レンタカー代は9日間借りて保険料で込み約3万円と安い。
私は30年以上ヨーロッパツアーの手配に携わってきたが南フランスを訪問する
のは今回が初めてで感慨深い。
マルセイユでは空港に隣接する安いIbisホテルに泊まり、ニースでの4泊とアビニヨンで
の3泊は私が現役時代に手配して来た高級ホテルではなく今話題のairbnbに宿泊する。
高速道路は道幅が広く運転しやすいが、昨日ニース近郊から市内まで渋滞にハマった。
市内の運転に自身がないのでエクソン・プロバンスでもニースでも市内中心のパーキング
に入り、タクシーで対応した。
エクソン・プロバンスは天気が悪く若干期待外れだったがミラボー通りのレストランや
旧市街の市庁舎は一見の価値があった。
残念な事にエクソンプロバンス観光の目玉「セザンヌのアトリエ」はたまたま韓国から
の大型団体の予約があり入場できなかった。
*エクソンプロバンスの立派な市庁舎とミラボー通りの有名レストラン。
それにしてもフランスの物価は高い。
先程昼食時にミネラルウオーターを頼んだら1L.のエビアンが出て来て飲んだが
後で領収書を見ると8€だった。ぼったくり? スペインの3倍だ。
又ニース到着時に駐車場からairbnbまでタクシーを使用したが約1キロ7〜8分
走って20€取られた。これもぼったくりか? 先程夕食用にグリルチキン半分を
買ったが15€だった。マラガの2倍以上だ。
今フランスでは「黄色いベスト運動」でデモが頻発しているがこの物価の高さでは
理解できる。
ー
橋本
フエンヒロラ国際フェスティバル [コスタデルソルでの生活]
人ひと人、この人口8万人程の町で信じられない人混み。
大阪ミナミのなんば駅から戎橋までの人混みや東京浅草の雷門から
浅草寺までの仲見世を5倍位に広げた道を想像して欲しい。
この1㌔以上の通りを昼12時から夜中の1時まで人で埋め尽くされる。
こちらに来てからマラガの大晦日やベナルマデナのお祭りの人混みでも
驚いたがこの国際フェスティバルの人混みはそれを遥かに上回る。
先週 隣町フエンヒロラで第25回国際フェスティバルがあり私も一昨日(土)
と昨日 手伝うことになった。36ヶ国が参加でアジアからは日本だけだ。
お祭り好きのスペイン人が勝手にやっている田舎のお祭りで各国の大使館や
観光局が絡む訳では無い様だがこの集客。(フエンヒロラ市主催)
通りに面した場所では各国それぞれ自慢の料理を販売し、館内では歌や
踊りが楽しめる。
日本は焼きそばや焼き鳥を外で販売し行列ができた。
館内では寿司とラーメンを販売し、私はバーを手伝いアサヒ、サッポロ、
キリンビール、日本酒、カルピスソーダなどを販売した。
各国の館内はダンスや生演奏で盛り上がっていたが、日本は空手や着物の
着付け、三味線演奏、書道、アニメダンスなどを披露。
またこちらではクレヨンしんちゃんやドラゴンボール、アルプスの
少女ハイジなどがTV放送されていたとの事でカラオケでこれらの歌を
皆で合唱し大いに盛り上がった。
例えばアルゼンチン館内ではタンゴで盛り上がり、キューバ館はサルサ、
セネガル館はアフリカンダンス、オーストリア館はチロリアンダンスで
それぞれ大変盛り上がっていた。が やはり日本は静と知性の国だ。
これまで陽気な国で無い日本に若干引け目を感じた事もあったが、今回ハッピ
はちまき姿でバーに立っていると私と一緒に写真を撮りたいと言う人が多いの
に驚いた。俺ってそんなにハンサム? いやいや 目が細く鼻ぺちゃのおっさん
でも今日本人は海外でモテるんだよ。こちらでも日本ブームだ。
ー
橋本
タグ:フエンヒロラ国際フェス
トレモリノス [コスタデルソルでの生活]
先週トレモリノスへ行った。コスタデルソル を代表する町だ。人口約8万人。
昨年の3月から4月にかけてこの町のairbnbを1ヶ月間借りここを
起点にアパートを探したが、当時トレモリノスは工事中の場所が多く、
印象が悪かったので結局隣町のベナルマデナに住む事になった。
しかし今は殆どの工事が終了し大変綺麗な町に生まれ変わった。
コスタデルソルではフエンヒローラやマルベージャがよく知られているが
トレモリノスは1950年代からリゾート開発が始まり、スペインで最初に
開発されたリゾートの一つだ。マラガ空港から車で約15分と立地の良さもあり
今もイギリス人やスカンジナビアからの人で賑わっている。
この町にはスペイン階段がある。渋谷パルコからの坂道をスペイン階段と
呼ぶがこちらが元祖かも知れない。ビーチまで約300mの坂道の両側には
レストランとお土産屋が並ぶ。帰りはエレベーターで市街地に戻れる(有料)。
トレモリノスは約10㌔のビーチを持ち、今月末から人で溢れる。
ビーチ沿いのレストランではイワシの炭焼きなどが楽しめる。
橋本
タグ:トレモリノス