スペインの郵便・税関に要注意 [コスタデルソルでの生活]
日本の皆さま、「スペインへは郵便小包を送らないで!!」
4か月前の5月23日(日本出発2日前)に近所の郵便局から送った小包が
昨日届いた。船便で1ヶ月半の予定が4ヶ月かかりやっと引っ越しが終わった。
中身は単行本数冊、辞書2冊、冬のズボン1本、粉豆腐・調味料など直ぐに
必要の無い物約5キロだ。(送料は4000円で飛行機の手荷物追加料金より安い)
で、この小包がマドリッドのポスト税関に引っかかり、この2ヶ月間私と
マドリッド空港ポスト税関とのやり取りは実に8回に及んだ。
税関からの要求文をグーグルドランスレーターで翻訳し、分からない箇所は友人の
助けを借り...何でこんな小包の為に苦労しなければならないのか、これは単に
スペイン税関の日本人への嫌がらせではないか、この小荷物を日本へ送り返せないか等、
折れそうになったが最終的に通関手数料と輸入税を合わせEUR 48.-= 6,300円支払い、
又なぜ郵送にしたのか(手荷物で持ち込まなかったか)の説明文の提出を
求められ、それをもって通関が完了した。
何故2500円相当の品物に6300円も払わねばならないのか今も納得がいかない。
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私が無知だった事もあるが、この小包には英文の税関申告書が添付されている。
なのに何故、スペインで輸入申告しなければならないのか理解できない。
税関とのやり取りは一方的で、ホームページ内の荷物追跡ページから
英語のメールを送り説明を求めても返事がない。
もちろん税関への電話は通じない(友人にお願いし何度かトライした)。
税関からは一方的に次の書類提出を求められた。
1. 税関申請、2. NIE外人登録書コピー、3.4.5. 内容物の詳細と各品物の料金の再々提出、
6. 日本からマドリッドまでの航空券コピー、7. 関税額の通知と銀行振込書、
8. 関税支払い後に何故手荷物として持ち込まなかったのか説明文、等々。
「税関員は他にする事ないのか」と思える様な通知の数々。
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小包だけではない。EMS航空郵便でも同じ事が起きた。
私の東京のマンションはそのままで、公共料金やカード会社からの請求書は
東京のマンション宛に届く。
郵便局には転送届を提出している為、それらは私の妹宛に転送され、
妹が私宛に月に1回程纏めて送ってくれている。
そのEMS郵便もマドリッド空港郵便税関に引っ掛かった。
A-4用の封筒にDMで送られてきたA-4冊子、カード会社等からのA-4 3ツ折
請求書4〜5枚、ハガキサイズの請求書や年金通知4-5枚が入っていた。
これが何故税関で引っ掛かるのか理解出来ない。
これも税関申告書とNIE外人登録書コピーの提出を求められ、0円で提出し
3週間後に届いた。
これもスペイン税関の日本への嫌がらせではないかと思う。
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橋本
蚤の市・ガラクタ市蚤の市ー2(毎水曜午前) [コスタデルソルでの生活]
3週間前に蚤の市でアンティークの電話時計を買ったが、
昨日も冷やかしのつもりで行った。
で、買ったのが下の籐椅子とCDラジオ。
私のアパートにはソファーと食卓椅子だけなので先週イケアへ行き
籐椅子(EUR 48.-)を見たが迷った挙句買わなかった。
この中古椅子は20ユーロだと言うのを15ユーロで手を打ち、担いで帰った。
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スペイン語の勉強でどうしてもCDプレーヤーが必要て来週にも安いのを
買う予定だったが、ガラクタの中でこのCDラジオを見つけた。
中国製だと買わなかったが、3年ほど前に倒産した山水電気の日本製だったので
買った。3ユーロ=390円だ。
ポータブルの取っ手は壊れて無かったがCDとラジオに問題はない。
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9月も下旬に入ったが、日中の温度は30度程で昨日も海で泳いで来た。
日差しも若干和らぎ気候的には今がコスタデルソルのベストシーズンかも
知れない。
*9月下旬のビーチ(地中海)。デッキチェアーは1日5ユーロ。
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橋本
フリヒリアナとグラナダ [コスタデルソルでの生活]
一昨日、私の友人(現役時代の元クライアントで旅行会社経営)が
お客様を連れマラガに来た。マラガは豪華地中海クルーズの寄港地の一つだ。
早朝に入港し夜には次の寄港地に向け出港する。
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マラガで終日自由行動の為、フリヒリアナとグラナダの観光をするとの事で
同行させて貰った。
*スペインで一番美しい村に選ばれたフリヒリアナ*
以前はミハスへ行く日本人観光客が殆どだったが、近年は
フリヒリアナも人気だ。
標高300メートル・人口3千人の町だがそれ程観光地化されてなく
芸術家(絵描きなど)の多く住む村としても知られている。
若干交通の便が悪いがマラガからの1日観光として個人旅行者にもお薦めだ。
観光中に雨に見舞われちょっぴり残念。
1時間ほどでフリヒリアナを切り上げ一路グラナダへ(約100キロ)。
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アルハンブラ宮殿は世界中から観光客が集まる。
入場口は混雑しているように見えないが入場は30分毎の予約制で、
既に9月・10月のチケットは完売している。
早朝から並んでも入場できないケースが多いのでネットで予約を取ってから
行く事をお薦めする。
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10数年前は日本人グループであふれていたが、今は中国人グループが目立つ。
日本人は少人数化しているので目立たないが少なくない。
アルハンブラ宮殿も標高600メートルと山の中腹にあるので天気が変わりやすい。
この日も1時間近く雨が降り雨宿りする事になった。
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スペインの高速道路はよく出来ている。
EUになってからドイツの援助で作ったとの事でアウトバーン並だ。
車もバスも120キロで走るので、グラナダからマラガまでは1時間30分程だ。
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橋本
美しい町マラガ [コスタデルソルでの生活]
マラガは美しい町だ。コスタデルソルの中心に位置し活気があり
観光客も多いが、何故か日本からの観光客はほとんど見かけない。
17世紀に建てられた大教会(カテドラル)は立派だがスペインには
似た様なカテドラルは幾つもある。
イスラム時代に建てられたアルカサバ要塞やヒブラルファロ城は
グラナダのアルハンブラ宮殿には敵わない。
ピカソ美術館やピカソの生家はあるがバルセロナのピカソ博物館ほど
大きくなく作品数も少ない。
立派な闘牛場もあるが日本人には知られていない。
*マラガ湾沿いのプロメナード。上品なお店やレストランが並ぶ。
昨日マラガの端から端まで3時間ほどかけて歩いてみた。
中途半端な港町と言えばそれまでだが、食べ物は美味しく
天気が良いので是非この町で1泊する事をオススメしたい。
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先週の水曜日と木曜日にコスタデルソルで雨が降った。(1日2時間ほど)
「それがどうした」と突っ込まれそうだが、私が5月にこちらに来てから
初めての雨なので私的にはニュースだ。
8月後半から湿気が60%を超える日が続き若干蒸し暑く感じる。
空の色も透き通る様な青から若干薄曇りの日が多くなった。
この時期セビリアやグラナダは33度前後とまだ暑いが、ここ
コスタデルソルでは最高気温28度・最低気温22度程の日が続く。
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*ピークが過ぎたベナルマデナのビーチ
先ほどまで近くのビーチ(地中海)で泳ぎ日光浴をし、ピザを食べて帰って来た。
7~8月の太陽は強すぎるのでこの時期が一番良い。気温は29~30度だ。
8月まではピークで海岸は湘南並みだったが今は人が少なく
のんびりできる。
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橋本
蚤の市・ガラクタ市 [コスタデルソルでの生活]
私の住んでいるベナルマデナでは毎週水曜日の午前に蚤の市が立つ。
毎金曜日は「朝市」で、毎水曜日は「蚤の市」だ。
金曜朝市は駅近くのチボリ公園(コペンハーゲンのチボリをライセンス使用)の
駐車場で、水曜蚤の市は移動遊園地広場だ(以前子供が夜中まで遊ぶお祭りで紹介)。
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蚤の市では約500軒ほどのお店が出る。半分はモロッコなどからの
アラブ人業者の様で彼らは翌日は隣町...でスペイン中を廻る。
貧乏臭い市で殆どがガラクタだが時々掘り出し物がある為か結構賑やかだ。
古い靴や壊れた電化製品など誰が買うのかと思う様な物から高級家具まである。
この電話を買った。一目で気に入りEUR 50.-をネゴし
結局EUR 35.-(4,600円)で手を打った。
どこの国で作られたか不明だが、時計は単3電池で動くクオーツだから
30~40年前に作られた物と思う。
電話も使える様なので日本に持ち帰り試してみたい。
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橋本
日本で見かけない車たち [コスタデルソルでの生活]
スペインの国産車はSEATセアトだ。
戦後イタリアFIATの傘下でスタートしたが20年ほど前からドイツ
フォルクスワーゲンの傘下に入り現在年間10万台ほど生産している。
従業員数は2万人ほど。
スペイン人の憧れは何と言ってもドイツ車を持つ事で、セアトの料金が
1万ユーロ(130万円)を切ってもスペイン国内のマーケットシェアは
1割に満たない。
国産車の弱い国では色んな車を見ることができる。
もちろん日本車も見かける事が多くトヨタ・日産・ホンダ・三菱などの
合計でスペインマーケットの約15%のシェアを取っている。
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スペインで最も売れている車はルノーだが、フランスのルノーと
プジョーはドイツ車と比較し料金的に若干安いとの事。
フォルクスワーゲンを始めBMW・AUDI・ベンツ・ドイツフォード・オペル(GM)も
よく見かけ、かなりのマーケットシェアーを取っていると思うが、意外に頑張って
いるのが韓国車とチェコのSkodaスコダとルーマニアのDaciaダチアだ。
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韓国車はHyundai(現代)・KIA(起亜)がメインでSanyon(双竜)も
時々見かける。3社を併せると日本車と同じぐらいのシェアーがあるのではないか。
*現代は乗用車として、起亜はタクシーとしてよく見かける。
*サンヨン(双竜)と潰れた?デウ(大宇)も時々見かける。
チェコのスコダはフォルクスワーゲン傘下で復活しスペイン国内で積極的に
プロモーションしている。人気がありタクシーやレンタカーとしてもよく見かける。
*スコダ(フォルクスワーゲン・ゴルフの姉妹車)
ルーマニアの車ダチアは現在ルノーの傘下に入っているとの事。
こんな車があるとは知らなかった。
全てルノーと同じパーツを使用しているが料金は大変安い様だ。
*ルーマニアのダチアはロシアや旧東欧でよく見かける。
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橋本